ある寒い冬の日。寒いと言っても空は澄み渡り、日本の冬のような快晴の平日。その日は息子の学校行事でクリスマスの「劇」があるというので、息子はバックコーラスだったけど仕事は休みにして観に行くことに。何だかイギリス人みたい・・・
「劇」は夕方からなので、まずは朝からテニス。所属するテニスクラブで無料セッションがあるのでそれに参加。普段よりも参加人数が少なかったそうで、お陰で2時間ビッシリ、かなりの運動量。寒い中しっかり汗をかきました。
σ(・・。)のホームコースはこのテニスクラブの隣なので、終わって直行しよう、と思ってゴルフ兼用の服装(どんなの?)で来たんだけど、着替えがなく、思いのほか汗をかいてしまったので、このままでは風邪引きそう、ってことで一旦着替えに戻って、ついでの軽い昼食をとって、いざ出陣。
今回は初めから練習のつもりで、敢えてウッドをバッグから抜いてアイアンだけで9ホール。ウッドは苦手じゃないけれど、ミスの確率はアイアンよりも高いので、「不得意」クラブを使わなければスコアは良くなるよ、という日頃の持論を証明するため、という目的もあって、使いたくても使えない状態にした、という次第。
さて、スタートホールのティグランドに行くと、これから出ようとしている老紳士が一人。というか、いい爺さん、って感じ。「一緒にどうじゃね?」とのお誘いに、もちろん喜んで。というわけで道連れもできて二人でスタート。こちらはあくまでも「実験」ということもあって、気楽にアイアンショット。
この1番ホール、距離は370ヤードですがグリーン手前にクリークが流れるスタートホールとしてはいやらしいホール。普段はドライバーが多いけど、しっかり打てないとクリーク越えで150y以上残ることも。いきなりダボもある得るホール。でも、今日は使いたくてもありませんので迷わず3Iで。こうなると最初から2オンは狙ってませんので、フェアウェイにさえ行けばいいや、ってな感じで気楽にショット。すると大体結果は良いもんですね。
この距離だと、グリーンまではキャリーで200近く。これも迷わずクリーク手前に刻み。そこから残り70ヤードをSWで。何とこれがピン横1.5メートル。これを沈めて幸先の良いスタート。自分でいつも言っていることとは言え、敢えて「実験」してみていきなりこれじゃあ、幾らなんでもうまく行き過ぎだよなあ、などと思いつつ次のホールへ。
そしてこのホールも殆ど同じ攻め方で、寄席ワンのパー。3番パー3は2オン2パットでボギー。うーん、悪くない悪くない。
これならσ(・・。)のメルマガ=>
http://www.mag2.com/m/0000209760.html の読者の皆さんへ胸を張って報告ができるぞ、などと意気揚々と4番ホールで向かっている途中、爺さんが一言「ここまでお前さんの1アップじゃな」
ん???マッチしてたの???
まあ、イギリス人、特に年配の方々にとってはゴルフ=マッチですし、球趣を盛り上げるには申し分ありませんので、自然な流れでマッチに突入と相成りました。っていうか、爺さんは最初からマッチしてたけどね。
さてさて、「マッチ」と意識した途端に何が起こったか、というと、次のホールのティショットでいきなりOB。元々このホールは狭くて難易度が高いのですが、それにしてもウッドを持っていないのにOBはないでしょ。で、結局このホールはギブアップでマッチ・イーブン。
うーん、ゴルフの敵って自分なのね、と、もう何回目か分からない位改めて実感。これはこれで、メルマガで報告できるな、なんて思ったりして・・・
その後は普通の精神状態に戻って、マッチを楽しむことができまして、8番ホールを終わって2アップ、ということは9ホールマッチなので2&1で勝利、となるはずなのですが、何事も無くそのまま9番ホールへ。このホール、爺さんが取ってトータルσ(・・。)の1アップ。お疲れさまでした&どうありがとう、と手を伸ばそうと思った矢先、爺さんから「まだ明るいからあと2,3ホールどうじゃ?」とのご提案。
この時期のイギリスはとっても日が短くて、夕方4時には日が暮れます。現在時刻は3時半。今日はこの後「劇」を観に行くのであまり時間がない、というと、「ではあと1ホールだけ」。「この爺さん結構負けず嫌い」と好感を持ちつつ10番のパー3へ。
ここで爺さん、ティショットを曲げてしまって敢え無く撃沈。結局このホールも取らせてもらってトータル2アップで終了。とっても悔しそうな爺さんでしたが、こちらもこの後予定があったので後ろ髪を引かれる思いで、今日のところは「勝ち逃げ」。っていうか、元々ここも「泣きの1ホール」だったんだけどね。ホント、ゴルフって大のおとなが子供に戻れるスポーツだな、と思わせてくれる、そんな爺さんでした。
で、最後に再会、っていうか再戦を約束してここでようやくお互いのファーストネームを名乗りあったところ、この爺さんの名前は「トム」。(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-、こりゃまさに「オールド・トム」ではないですか!!
こんな出会いがあるから、ゴルフはやめられませんね。
しかし、さすがに2時間ビッシリテニスの後なので、最後の方は情けなくも足に来ていた・・・こういう楽しいゴルフを長く続けるためにもまずは体力だな。って、σ(・・。)はまだ爺さんじゃないっすけど。